z1
車検付きで購入されたz1のメンテナンスです~
安全に乗る為に各所オーバーホールします~
結構組み間違いが多かったり、ネジがインチネジだったりなので組み替えながら!
メニューは、
腰上オーバーホール
メインハーネス、サブハーネス一式入れ替え
レギュレーター等電装部品入れ替え
点火系はウオタニsp2
各テンショナー等PAMS製で交換などなど
ネジ類が交換されているから言って死ぬ訳ではないですが
当時っぽく戻したいな。ってのもよくわかるので
オリジナル(新車時)に近く交換していきます~
カバー割れなんで交換~
寸切りネジなんで交換~
きっちりトルクは掛かってましたが
向きの入れ替えとか
いまどきマイナスネジは整備性悪いし
インチのヘキサゴンボルト
ココは上を通さないと危険なので(チェーンとこすれる恐れ)
片側プラスで片側8mmってのもやっぱり整備性良くない
ネジ付いていない
目につくトコやし戻そう
ウェーブワッシャーが無い
インチ
ブレーキロッド穴径違い
腰上も開けてヨカッタ!ローラー破断してました
いろいろ吟味して~
交換部品もどっさり届いたので
すでに0.5mmオーバーサイズピストンでしたんで
リプレイスの1mmオーバーで組みます
ココんトコ、うちはここにラバー入れておりません
カムチェーンまわりは安心のPAMS製を
対策品です、もちろんテンショナーもオートテンショナーでメンテナンスフリーに!
ヘッド作業も一式
シム合わせのバルブトップ研磨はワイがやってます
今回は255のシム近くで8個とも合うようにセット
腰上完了です!
オイルパン剥いで
ココんトコ恒例になったオイルポンプ交換。
50年目にして皆、一気にダメになってきてる感じですね。
で、足回り~
タイヤ交換ついでにいろいろ見ていきます
しかしコレ、何の為の割りピンやねん。
ハブダンパーにガタがあったんヤロなぁ、ゴム板が
こういうことか
リアのカラーKZ系のでした
造形どころか
厚みがね
これはついで作業でシャフトの向きを正しく~
折れネジ撤去
フォークのオーバーホール~
ここもマイナスネジ~
結局フォークのアウターチューブは再利用せず、
良品と入れ替えました
メインハーネス引き直しとともにサブハーネス、各電装も点検していきます
リプレイスのジェネレーターハーネスが発売されるまでは
液体ガスケットを盛るしか仕方がなかったのでわかります。
今はハーネス、グロメットともに質の良いものが出ておりますので。
※当時の純正品はコイルASSYでハーネスが付いてくる
よくわからんキズやなぁ
ココはハイテンションに
あるあるです、セルモーターのOリング不良でオイル漏れます~
ついでに内部のブラシを点検~
アメリカンなボルトが多かったので
USA仕込みやなぁ
手作り。
本来涙型のナットなんで知恵使ったんやなぁ。
ブレーキまわりみて足回りも完成~
替えに替えたネジ軍団!
各ネジ類は再メッキ品、使えるリプレイス品
在庫ありますがウチでも枯渇しているネジもあります
JIS規格のノンマーク品を使ったりで対応してます。
昔、すぐに部品が手に入らなかった時代を経てますので
当時のメカニックさんも試行錯誤して組んでいたのかと思います。
カナダやイギリスのの奥地でいつ日本からネジが届くかなんて現実的ではないです
国内でもたったのネジ1個で車体を預かる事もなかったでしょうし。
機能的には締まっていれば大丈夫なわけですし、先人も知恵を使って組んでいたのだろうと。
って事でひとまず完成です~